TABLE TALK 「お正月のしつらえ」
2019年12月23日(月)|TABLE TALK
お正月は歳神様を迎える大切な行事です。日本は「お米と水の文化」と言われるように、豊作をもたらす田の神や祖先を家に迎え、一年の安全と豊かな実りを願いました。まず、依代(よりしろ)として歳神様を迎える門松を立て、生命力や太陽をあらわす鏡餅を飾ります。お節料理は三ツ肴と呼ばれる紅白蒲鉾、伊達巻、田作り、数の子、金団などに焼物煮物を加え四季をあらわす四段重などが使われます。喜びが重なるように小さなお重に祝肴入れて、洋風なお料理を加えるのも素敵です。お料理にも意味があり、昆布巻は「よろこんぶ」、伊伊達巻は巻いてある形から「知恵」、数の子は「子孫繁栄」などです。祝い箸は柳のもの「家内喜」と書き、両細は片方を神様が使い、もう片方を人が使い、神様と共に食事をするという意味があります。お正月は準備をしながら様々なことを知る機会でもあります。